顔面けいれんとは
片側の顔の筋肉が無意識に勝手に収縮したり、弛緩したりしてピクピク動く状態です。
顔の筋肉には、目を閉じる筋肉、笑う筋肉、口を開閉する筋肉などがあります。
このような筋肉が勝手に動いてしまいます。
顔面けいれんの原因
脳の血管(主に動脈)が顔面神経を圧迫・刺激することが挙げられます。
顔面けいれんの多くは片側に起こり、両側性は稀です。
また、顔の筋肉の疲労や精神的な緊張状態などで出現しやすく、
仰向けやアルコール摂取により頻度は軽減するとされています。
神経を圧迫する原因は、他にも動脈瘤、腫瘍などに命に関わるような病気が隠れていることもあります。
脳の画像検査をしておく方が良いとされています。
顔面けいれんの症状
頻度としては中年以降の女性に多いとされています。
最初に目の周りのけいれんから始まり、徐々に口元まで広がります。
目を開けられず、口元はひきつるように引っ張られ、さらに進行すると首や額にまで広がることがあります。
軽度の顔面神経麻痺を伴うことがあります。
最初はけいれんから始まる。
進行すると目を開けられず、口元はひきつるようになる。
顔面けいれんの治療
ボツリヌス治療
ボツリヌス毒素Aを製剤にしたものを、痙攣がみられる筋肉に注射します。
効果の個人差はありますが、通常3~4か月持続します。
効果が切れたら再度注射をしなければならず、根治術ではありません。
保険適用の治療で、注射1回につき3割負担で12000円程度の自己負担となります。
左の顔面けいれんに対して、ボツリヌス注射を施行。
けいれんが消え、顔面の左右差が改善しています。
内服治療
向精神病約、抗てんかん薬などの内服を行います。
手術治療
上に示したような神経への圧迫が原因とされるので、
この圧迫を解除するような神経血管減圧術が行われることがあります。
唯一の根治術で、薬剤治療抵抗性の方へ行われます。